2022年 記事一覧
~「おにぎりプロジェクト」に弊社が参加しました。~
新年あけましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
昨年12月6日、全国展開されるボランティア活動「おにぎりプロジェクト」が福井県内にて開催され、弊社も協力いたしました。
おにぎりプロジェクト(#onigiriforlove)は、フランス料理店『NARISAWA』の成澤由浩氏オーナーシェフと、高級レストラン『WAGYUMAFIA』の浜田寿人オーナーシェフが日本各地の酒蔵を巡り、その土地の自然環境から生まれる米と水で"おにぎり"をつくり、コロナ禍と向きあう医療従事者の方々にお届けするプロジェクトです。
今回は、福井県産のブランド米「いちほまれ」を使用し、一つは へしこと若狭町の伝統野菜「山内かぶら」の糠漬けを使い(写真左)、もう一つは蕎麦の実とネギを味噌で炒め、昆布と弊社の日本酒を入れて炊いたご飯(写真右)で握った2種類のおにぎり150人分(300個)を、福井県立病院に寄贈致しました。
医療従事者の方々へ感謝を申し上げるとともに、1日でも早く日常が戻ることを祈っております。
~「黒龍 貴醸酒」で、ちょっとリッチなバレンタインを。~
2月14日は恋人や家族などの大切な人に贈り物をして、愛を祝い合うバレンタインデーです。日本では特にチョコレートを贈る文化が定着していますが、お酒やお菓子などを贈る人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ちょっとリッチで大人のバレンタインにぴったりな「黒龍 貴醸酒」をご紹介いたします。このお酒は、「日本酒が苦手なお客様にも受け入れられる、甘口の低アルコール酒をつくりたい」という構想を4年かけて開発した商品です。上品な甘みと黒龍らしいスッキリした味わいが特徴で、リッチな感覚をお楽しみいただけます。
ぜひ今年のバレンタインは、大切な方に「黒龍 貴醸酒」を贈ってみてはいかがでしょうか。
「黒龍 貴醸酒」
(https://www.kokuryu.co.jp/brew/kokuryu/kijosyu.html)
~名残雪の残る蔵から、小さな春のお届けです。~
立春を過ぎても雪の降る日が多かった福井県ですが、3月に入り少しずつ春めいてきました。田んぼや山々には未だに一面の銀世界が広がる一方で、福井の冬らしい鉛色の空からは太陽が差し込みはじめ、少しずつですが雪解けも始まったように感じます。蔵の近くでは、水の勢いが増し始めた九頭竜川に、早春の名物である幻の魚サクラマスを狙う太公望たちが集い、最盛期を迎えていました。
そんな春の訪れを告げる「黒龍 春しぼり」が、3月の始まりと共に順次蔵出しされます。新酒の若々しさあふれる搾りたての吟醸原酒は、米の旨味がありながらスッキリとした後味で、山菜などの春の味覚と相性抜群です。
山々が萌黄(もえぎ)色に染まる季節はもう少し先ですが、名残雪のある春寒な蔵から、皆様へ小さな春をお届けできれば幸いです。
「黒龍 春しぼり」(https://www.kokuryu.co.jp/brew/kokuryu/harushibori.html)
~新デザインの菰樽を奉献いたしました~
神社の境内にずらりと並べられた色とりどりの酒樽。これは菰(こも)樽と呼ばれ、江戸時代にお酒を船で輸送する際、酒樽を保護するために菰を巻いたのが始まりとされています。瓶が主流となった現代では、もっぱら慶事の鏡開きや、ディスプレイとして使われているようです。
写真は、明治神宮に奉掲された「飾(かざり)樽」という、ディスプレイ用の菰樽です。毎年11月に行われる「秋の大祭」にお酒を奉納し、各銘柄入りの飾樽を一年間掲げていただくのが習わしとなっています。200丁以上並べられた飾樽は圧巻で、写真に収める参拝者も多いそうです。
弊社では、コーポレートマークをリニューアルし、菰樽のデザインも新しくいたしました。深い「黒龍ブルー」に白のロゴマークが鮮やかです。明治神宮を訪れる機会がありましたら、正参道沿いに陳列された飾樽の中から、是非探してみてください。
~「和醸良米」今年も田植えの季節がやってきました。~
すぐそこに見える山々には雪が残る中、あんなにも待ち遠しかった春は早々と過ぎ去り、季節は初夏を迎えます。
4月下旬、福井県大野市阿難祖地頭方にある弊社試験田にて、酒米五百万石の田植えを行いました。毎年、新入社員の恒例行事だった田植えですが、新型コロナウイルスの感染拡大を鑑みて、一昨年と昨年はやむを得ず開催を見送っていました。
そんな待ちに待った3年ぶりの田植えは、「農事組合法人味の郷」の農家の皆さんのご指導のもと行われ、若手社員たちは慣れない作業に悪戦苦闘...。酒米づくりの大変さを身をもって感じました。
今年は、田植えに至るまで、苗の種まきや苗出し作業も見学させていただき、農家の皆さんが和気あいあいと、互いに声を掛け合いながら作業を行っていたのが印象的でした。当たり前に思うかもしれませんが、その光景を見て、農家の皆さんが醸す「和」が良い酒米を作っているのだと、心からそう思いました。「和醸良酒」。蔵で大切にしている言葉は、酒米づくりにも通ずるのかもしれません。
~甑起こしの神事を執り行いました。~
「甑(こしき)」とは、酒米を蒸すための大きなせいろのことを指します。
その年の仕込みが終わり、蒸しが終了したことを「甑倒し」といいますが、「甑起こし」はその甑を再度起こすことから、酒造りの到来を意味します。
弊社では、毎年9月頃に「甑起こし」を迎え、
その年の酒造りの無事と成功を祈願する神事を行っています。
いよいよ2022酒造年度の酒造りの始まりです。
本年度も、味と品質を追求し、
黒龍酒造ならではの酒を醸してまいります。
~酒林の取り替えを行いました。~
酒蔵や酒屋の軒先でよく見られる、大きな杉玉「酒林(さかばやし)」。青々とした新しい酒林は新酒が出来たことを知らせ、杉の葉が枯れて茶色へと変化することで酒の熟成を知らせるとされています。
弊社では、新酒が搾られる毎年11月頃になると、蔵人によって結われた注連縄を巻き、新しい酒林に掛け替えています。
11月末から新酒の第1弾「九頭龍 垂れ口」の出荷を順次予定しております。
発売まで、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。