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黒龍

01
Feb
2019
黒龍

「黒龍酒造ではたらく人」

「黒龍酒造ではたらく人」vol.6
 ~醸造部 醸造研究課編~

原さん.jpg

 

微生物相手の酒造りに欠かせない部署が、醸造部の醸造研究課です。もうすぐ入社3年目を迎える原華恋(はら かれん)さんは、醸造研究課で酒母および醪の経過分析を主に担当しています。
経過分析では、「黒龍」「九頭龍」の酒質に見合う酒母、醪を醸造するため、数日ごとに成分(日本酒度、酸度、アミノ酸度、アルコール度等)を測定します。分析により得られる値は、目指す酒質となるにはどのような操作(品温管理など)が必要かを判断する指標となるため、とても重要です。

「分析では、見た目では分からない酒母、醪の異常や変化にいち早く気付くことが出来るので、迅速に現場のサポートが出来ます。大きな問題が起こらず、無事に皆造を迎えた瞬間は、とてもやりがいを感じます。」

仕込みの最盛期には、一日にたくさんの分析をこなさなければならない原さんですが、常に正確な値と、現場が必要とする情報の提供を心がけ、日々の仕事に取り組んでいるそうです。

黒龍 - 2019.02.01
01
Jan
2019
黒龍

「黒龍酒造ではたらく人」

「黒龍酒造ではたらく人」vol.5
 ~経営企画部 企画営業課編~

黒田さん.jpg

新年あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

今回ご紹介する経営企画部企画営業課は、醸造部、製造部の人達が一生懸命仕上げたお酒を、全国のお客様により美味しく飲んで頂くための、様々な提案や活動を行っている部署です。企画営業課で主任を務める黒田宏史さんは、特約店様への訪問や日本酒の啓蒙活動のため、担当する県内外の営業エリアを飛び回っています。

「お酒は、飲まれるシーンによって味の感じ方が細かく変化する飲み物だと感じています。お客様への対応や前評価、飲まれるシチュエーションが、ブランドイメージや味わいに繋がります。お客様により美味しいと感じて頂ける提案を行うことが、私たち企画営業課の仕事です。サービスやイメージの向上に、日々努力しています。」
 
目標を見失わずに努力し続ける「万理一空」の意気込みで、黒田さんは今日も、全国へ「黒龍」「九頭龍」の魅力を伝えています。

黒龍 - 2019.01.01
01
Dec
2018
黒龍

「黒龍酒造ではたらく人」

「黒龍酒造ではたらく人」vol.4

 ~経営企画部 総務課編~

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経営企画部総務課は、蔵全体が働きやすく、社員ひとりひとりが成長できる環境を整える重要な役割を担っています。黒龍酒造に勤めて3年になる西畠香織さんは、総務課で請求書の発行や伝票の整理などのデスクワークから、新卒採用活動などの人事を担当しています。

「総務課の仕事は、直接会社の売上に貢献する部署ではありませんが、同じ職場で働く社員の皆さんのニーズを知り、それを満たすことによって、それぞれの仕事に集中してもらうことが出来ると思っています。」

西畠さんは、総務課の多様な仕事を行う中で、蔵の中の現状や、はたらく人たちの声に敏感になることを、常に心がけて仕事に取り組んでいるそうです。

ほんの小さな思いやりや気遣いが、働きやすい職場環境に繋がっています。

黒龍 - 2018.12.01
01
Nov
2018
黒龍

「黒龍酒造ではたらく人」

「黒龍酒造ではたらく人」vol3

 ~醸造部 醸造課編~

東さん.jpg


黒龍酒造では、9月21日より今期の酒造りがスタートしました。2017年10月に完成したばかりの「正龍蔵」は、今期で2度目の酒造りとなります。まだ新しい「正龍蔵」で頭(かしら※)を務めるのが、醸造部の東佑紀さんです。

東さんが担当するのは、原料処理から上槽までの酒造り全般の仕事です。更に、正龍蔵で働く蔵人達の業務、蔵内行事などのスケジュール管理等、頭としての蔵の運営も担います。

全ての工程に携わるのはとても大変ですが、それぞれの工程で全く違う景色が見られることや、常に新鮮な気持ちで緊張感を持って仕事に取り組めるところに、とてもやりがいを感じているそうです。

「黒龍酒造に入社して、私自身の名を残せるような存在になりたいです。どんな方法で、どのくらいの期間が掛かるかは正直解りませんが、諦めないよう努力していきたいです。」

冬の足音が近づく蔵の中では、熱い志を持った蔵人達が今日も元気に酒造りに励んでいます。

※頭...杜氏の補佐役として現場の指揮をとり、人員の配置などを担当する役。

黒龍 - 2018.11.01
01
Oct
2018
黒龍

「黒龍酒造ではたらく人」

「黒龍酒造ではたらく人」vol.2

 ~製造部 商品課編~

黒龍で働く人②.jpg

「兼定島酒造りの里」にて、商品の出荷をはじめとする倉庫業務を担当しているのが、製造部商品課の桑野さんです。倉庫業務といっても、特約店様からご注文頂いた商品のピッキングやチャーター出荷の積み込みサポート、倉庫の整理整頓などたくさんの仕事があります。贈答シーズンや冬季は、1日あたりの出荷量が増えることや季節商品の出荷も加わるため大変だそうですが、忙しい時だからこそ、お客様が楽しみに待っているお酒を傷つけたり割ってしまわないよう、普段にも増して、より丁寧で慎重な作業を心がけているそうです。

「難しい仕事を任され、その仕事に取り組んでいる際には苦労や壁にぶつかることもありますが、それを乗り越えられた時は、自分の成長を実感することが出来てとてもやりがいを感じています。」

そう話す桑野さんは、今日も、お客様の元へ大切なお酒をお届けするため、倉庫の中を行ったり来たりと元気に駆け回っています。

黒龍 - 2018.10.01
03
Sep
2018
黒龍

「黒龍酒造ではたらく人」

私たち黒龍酒造は、1804年の創業から今日に至るまで
多くの蔵人がバトンを繋ぎ、地酒蔵としての歴史を歩んで参りました。
今回の蔵日記より、巧みなチームプレーで酒造りを支える
「黒龍酒造ではたらく人」をご紹介しながら、
それぞれの思いやこだわりをお伝えして参ります。

「黒龍酒造ではたらく人」vol.1
 ~製造部 製造課編~

蔵日記9月.png

黒龍酒造には「醸造部」「製造部」「経営企画部」の3つの部署があります。
「醸造部」の蔵人達が丹精込めて造ったお酒を引き受け、貯蔵、瓶詰め、
ラベル貼りや箱詰め、出荷までの工程を担う大切な部署が「製造部」です。

製造部製造課で主任を務める小辻隆行さんは、貯蔵されたお酒の品質を
タンク毎に把握し、黒龍らしい変わらぬ味わいに仕上げる重要な仕事を担当しています。
また、瓶詰めではトラブルなく作業が円滑に進むよう、
他スタッフの動きを全体に伝えるオペレーターを務めます。
作業中は常に衛生面に気を配り、現場だけでなく自身の身なりから
清潔でいることを意識しているそうです。

「繊細な日本酒の製造現場で働けることに、
誇りとやりがいを感じています。また、お客様から頂く声は素直に嬉しいです。」

そう楽しげに語る小辻さんは、お酒を製品化する最終工程にも携わり、
自身のきき酒能力の向上にも力を入れています。今後は、清酒専門評価者や
ワインのソムリエにも挑戦したいそうです。

黒龍 - 2018.09.03
01
Aug
2018
黒龍

分析室へようこそ⑥(最終回)「グルコース計」

日本酒のほのかな甘みは、グルコースと呼ばれる成分の含有量が大きく関係しています。
グルコースとはいわゆるブドウ糖であり、酒造りでは、酵母がこれを食べることで、
アルコールやお酒の芳香成分が生成されます。
弊社では、酒母や醪の生育段階や品評会用のお酒の仕込み、
商品開発のデータの採取など、お酒の状態を細かく知りたい時に、
写真の「グルコース計」を用いてグルコースの値を測定しています。
グルコースセンサーと呼ばれる金属付の紙チップを機械先端に差し込み、
10倍に薄めた日本酒を染み込ませれば、たった5.5秒で数値を測定してくれます。

グルコース計.jpg

今回取り上げた「グルコース計」を含め、分析室では「数値の正確さ」
「作業の効率化」「誰でも簡単に使用可能」という機械だからこその利点を
うまく利用しながら分析を行っています。
分析自体は、酒造りの表舞台から見え辛い裏方の仕事ですが、
細かい部分までこだわることが、
「黒龍」「九頭龍」ブランドの確かな品質へと繋がっています。

黒龍 - 2018.08.01
01
Jul
2018
黒龍

分析室へようこそ⑤「水蒸気蒸留装置」

今回は、醪からアルコールの抽出を行う機械「水蒸気蒸留装置」をご紹介します。
醪には、水、アルコール以外にも様々な物質が含まれており、そのままの状態では
アルコールの値を求めることが出来ません。そこで、「蒸留」という操作を行い、
清酒からアルコールと水だけを取り出します。「蒸留」では、清酒を沸騰させ、
蒸発した気体(アルコールと水)を再び冷やすことで液体に戻して、
清酒からアルコールと水のみを取り出します。

水蒸気蒸留器.jpg

この「蒸留」の作業を円滑に行うために、弊社が導入している機械が
「水蒸気蒸留装置」です。高温の水蒸気を溶液に直接吹き込むことで沸騰させるため、
火で熱するよりも早く、火器を扱わない安全な作業が可能です。
30mlの清酒サンプルだと、1分半程の短い時間で沸騰させることが出来ます。

分析室では、このような様々な機械を駆使して定期的に醪の状態を分析し、
タンク1本1本が良い品質のお酒に育ってくれるよう、生育状態のチェックを行っているのです。

黒龍 - 2018.07.01
01
Jun
2018
黒龍

分析室へようこそ④「自動滴定装置」

phメーター.jpg

日本酒の味の指標となる成分に「酸度」と「アミノ酸度」があります。「酸度」は、値が高ければより芳醇に、低ければ淡麗な味わいに近づき、「アミノ酸度」は、高ければ旨みとコクが出て、低ければすっきりとした味わいになります。この「酸度」と「アミノ酸度」は、酸性であるお酒にアルカリ性である水酸化ナトリウムを入れて中性にする「中和滴定」という方法を利用して測定することが出来ます。

弊社ではひと昔前まで、手動で水酸化ナトリウムを加え、中和点の特定には、酸性、中性、アルカリ性によって変色する試薬(または薬品)を使い肉眼で判断するなど、中和滴定に伴う作業を全て手動で行っていました。現在は、「酸性」「アルカリ性」を測定する「pHメーター」、水酸化ナトリウムを自動排出する「オートビュレット」を組み合わせ、滴定をオートメーション化した「自動滴定装置」を使用しています。

酒造りは、手間ひまをかけ丁寧に仕事をすることが大切ですが、分析に求められるのは、素早く正確なデータを出すことです。今回ご紹介した「自動滴定装置」も、より良い酒造りに繋がる誤差のないデータの提供を可能にしています。

黒龍 - 2018.06.01
01
May
2018
黒龍

分析室へようこそ③「手づくりの岡持ち」

黒龍酒造の蔵の中には、蔵人の知恵と技が生み出した、手づくりの道具がたくさんあります。醸造研究課で愛用されている木製の通称「岡持ち」も、蔵人が手づくりしたもので、もろみの濾過と分析室までの移動に大活躍しています。
岡持ち画像.jpg
「岡持ち」の仕組みはとてもシンプルです。真ん中の板に開けた丸い穴に、濾布を入れた漏斗(ろうと)をはめ込みます。漏斗にタンクから採取したもろみを入れれば、漏斗下に設置した容器に濾された液体が貯まる仕組みです。
サンプルの採取に欠かせない「岡持ち」ですが、もろみを入れるととても重たい点が、女性の多い醸造研究課ではネックとなっていました。そこで、「岡持ち」専用キャリーシェルフを制作し、力の要らないスムーズな移動を可能にしました。

全てを機械にたよるのではなく、蔵人自身が考え行動することも、お酒の品質や、作業環境の向上に繋がっています。

黒龍 - 2018.05.01
01
Apr
2018
黒龍

分析室へようこそ②「密度比重計」

 分析室をぐるりと見回してみると、様々な道具や機械が置かれており、どれも
見た目では何に使うか分からないものばかりです。そのひとつが、今回ご紹介する
「密度比重計」です。

 「密度比重計」は、お酒を内部に通すだけで簡単に密度が測定できる便利な機
械です。測定した密度から、お酒の比重を示す日本酒度と、アルコール度数も算出
してくれます。機械の右側にある管からお酒を吸い上げ、中心部で測定、左側の管
から排出する仕組みです。

 今までは、メスシリンダーと浮標を使った目視での作業を行っていましたが、
「密度比重計」の導入により、手軽に個人差や誤差のない数値の算出が可能となり
ました。また、測定に必要なお酒が少量(目視の場合の10分の1)で済むため、原
料のロスも減り、経済的な作業にも繋がっています。
密度比重計.jpg

黒龍 - 2018.04.01
01
Mar
2018
黒龍

分析室へようこそ①「穀粒判別機」

穀粒判別機

今回の蔵日記では、弊社の分析室で活躍する「穀粒判別機」、つまり、原料となる酒米の状態を判別する機械をご紹介致します。「穀粒判別機」は、玄米と白米の粒の長さや大きさをはじめ、正常な粒である整粒と、わずかながらに含まれる整粒以外の粒を細かく測定することが出来る機械です。

穀粒計数板弊社では、地元の精米業者に委託精米を行っており、醸造期間中は平均週1回のペースで白米の入荷があります。「穀粒判別機」を用い精米前の玄米のサンプルと精米後の白米のサンプルを分析し、精米の精度のチェックとともに、白米の充実度(大きさと重さ)を確認します。

以前は、左の写真の「穀粒計数板」を使って目視での判別作業を行っていましたが、作業者が限られることや、個人差による分析のバラつきがありました。「穀粒判別機」の導入により、誰でも簡単に精度の高い分析が可能となり、良い酒造りに繋がっています。

黒龍 - 2018.03.01
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