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黒龍

01
Jul
2021
黒龍

「九頭竜川の鮎の潤香(うるか)」

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福井の母なる「九頭竜川」。黒龍酒造にとって大切な川であることは、今更言うまでもありませんが、九頭竜川は、鮎釣りのメッカとしても広く知られており、6月上旬の鮎釣りの解禁を迎えると日本全国から釣り人が集まってきます。
ここで釣り上げられた新鮮な鮎の卵巣を塩漬けしたものは潤香(うるか)と呼ばれ、地元でも知る人ぞ知る珍味となっています。「うるか」とは、一般的に鮎の塩辛のことを指すようで、鮎の卵巣を使ったものの他に、内臓のみを使った「にがうるか」(福井では「土うるか」と呼ばれる)もあります。故7代目蔵元は、この時期に雑誌の取材があると、決まって潤香を取り出し、もったいぶりながら貴重な酒の肴として紹介していました。
今でも川原にある鮎料理店「さぎり屋」(http://sagiriya.com/)で供されていますので、是非とも「九頭龍」と一緒にお楽しみください。

黒龍 - 2021.07.01
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