東条産山田錦が生まれる圃場へ
社員研修の一環で、当社商品「極みの酒」シリーズの原料米である山田錦を生産されている株式会社こうせつ・たなか様を訪問しました。
こうせつ・たなか様がある加東市東条地区は、豊富な水源が特長で、最高品質の山田錦の栽培に適した風土から、山田錦の生産地として特A地区にも認定されています。また、この地域で生産された山田錦は、「東条産山田錦」として平成21年より商標登録されています。
田中社長自らの案内で、本社から車で15分程に位置する圃場へ移動し、最高級の山田錦が育ちやすい環境づくりや、農家がかかえる後継者問題への取り組み等を語っていただきました。昨年、山田錦の生産開始80周年を迎えたそうですが、長い歳月をかけて積み重ねてきた最高峰の山田錦生産への想い、そして、その山田錦から世界に誇れる日本酒が出来ることへの喜びから、田中社長の情熱が伝わってきました。
田中社長はじめ、今回の訪問でお世話になりました株式会社こうせつ・たなかスタッフの皆様、貴重な経験を有難うございました。
乞巧奠(きこうでん)
母屋に、七夕からお盆の精霊棚へとつながっていく"乞巧奠(きこうでん)"の室礼をしています。
技術の上達を願う乞巧奠、当蔵では酒造道具をしつらいました。
当蔵がある福岡県久留米市も連日猛暑日が続いております。
厳しい暑さが続きますが、どうぞご自愛くださいませ。
今期の造りもすぐそこに
毎日、暑い日が続く夏真っ盛りではありますが、先日、四家杜氏にお越し頂き、平成29醸造年度の製造計画会議を行いました。今年の四家杜氏・蔵人たちの蔵入りは10月頭を予定しておりますが、9月に入れば、精米機の最終メンテナンスから始まり、一気に今期の造りが動き出します。杜氏さんには非酒造期においても、定期的に蔵にお越し頂き、貯酒の状況、新規の設備投資の相談など会議を行います。今回は、製造計画を中心に3日間の集中会議を行いました。
また、会議の後は、懇親も兼ね、会社全体でBBQを行いました。弊社自社田を管理いただく農家の方もお呼びし、にぎやかで楽しい時間となりました。夏時期に英気を養い、今期の造りもより良い喜楽長を醸せるよう、会社一丸となって取り組んでまいりたいと思います。