~飲食店応援酒「黒龍 大吟醸 命保水(みょうぼすい)」に込めた思い~
コロナ禍で飲食業界が苦境に立たされる中、福井県内の地酒専門店(黒龍酒造特約店)5名により、「福井の食文化と福井地酒を応援する会」が結成されました。「福井の食文化や酒文化を守りたい」という思いを胸に、各蔵元に「飲食店応援酒」の商品企画を働きかけています。弊社では、その「福井発」の思いを全国の苦境に立たされている飲食店へと拡げるべく、2020年5月~11月までの期間限定で、飲食店応援酒「黒龍 大吟醸 命保水」の発売を決定致しました。
「命保水」の名は、弊社兼定島酒造りの里のある場所がかつて九頭竜川に囲まれた中洲であった時、渇水期にも滾々と伏流水が湧き出し、多くの命を救ったと云われのある地籍が由来となっています。現在、その地には天谷調理製菓専門学校が建ち、料理人や菓子職人の卵を、食の世界へと輩出しています。今回、飲食店様を応援するため、天谷様のご厚意により、天谷様で使用されている「命保水」の銘をお借りし、飲食店様だけの限定酒として瓶詰致しました。
この商品が、困難に立ち向かう皆様にとっての「命保水」となることを、心より願っております。
「福井の食文化と福井地酒を応援する会」(https://www.ganbaro-fukui.work/)
【喜楽長】夏の修繕工事
滋賀県東近江市では、夏を感じるお天気が続いております。東に見える鈴鹿山脈の緑が美しい季節となってきました。縁側より、山を見ながら楽しむ夏酒は、格別の味わいです。
弊社では、先月末より、蔵の瓦屋根の修繕が始まっています。築100年以上の建物ですので、すべて手作業にて瓦をはがし、土壁の撤去を行っています。下地や、接ぎ木を入れ方など、昔ながらの知恵の詰まった蔵の仕組みに驚かされる部分もあり、工事は順調に進んでおります。
長い間、弊社の酒造りを見守り、支えてきた建物です。少しずつではありますが、手を入れながら大切に今後も活躍してもらいたいと思います。