01
Dec
2016
黒龍
お客様をつなぐ黒龍の「真田紐」
2016年も残すところあと1ヶ月。冷え込みが少しずつ強くなり、蔵内では寒造り本番を迎えようとしています。
さて、年末が近づき、NHK大河ドラマ「真田丸」も残り僅かとなりました。第39回「歳月」では、九度山(くどやま)にて蟄(ちっ)居中(きょちゅう)の真田幸村が発案した「真田紐」が登場しました。「真田紐」は、縦糸と横糸で平たく紐状に織られ、伸び難く非常に丈夫でかたいのが特長で、当時は荷物紐や武具、馬具などに使用され、江戸時代に入ると茶道具の桐箱の結び紐や帯締め、帯留めに使われていたそうです。
この「真田紐」、実は弊社の極みの酒「黒龍 石田屋」、「黒龍 二左衛門」の化粧箱を結ぶ紐としても使用されています。この丈夫で強い紐は重さにも強く、越前漆器の風合いにも合う紐のデザインが極みの酒ならではの上品さを演出しています。
こだわりぬいたお酒が美しい意匠をまとい、越前漆器の化粧箱に納められた後、一つ一つ真田紐が結ばれてゆきます。これがお客様に届く最後の工程。手をかけた商品がお客様と結ばれることを思い浮かべながらの手仕事です。
黒龍 - 2016.12.01